那覇市若狭公民館/NPO法人地域サポートわかさ(多文化共生/地域づくり/外国人コミュニティ)

「地域に飛び出す市民国際プラザ」 団体活動インタビュー

◆那覇市若狭公民館/NPO法人地域サポートわかさ (沖縄県那覇市 2022年12月8日

社会の変化に応じて公民館の機能を常に進化させながら、誰一人取り残さない地域づくりへ
~住民自治を育む後方支援に徹する若狭公民館~


指定管理者として那覇市若狭公民館を運営しているNPO法人地域サポートわかさ、事務局長の宮城潤さんとスタッフの佐藤純子さんにお話を伺いました。

若狭地区は、自治会活動が活発な一方で、自治会加入率は低く、地域活動に参加する青年層が少ない、高い生活保護受給率、外国人住民の急増による住民との軋轢などの課題があったそうです。学生時代に芸術の専門教育を受けた経験がある宮城さんは「前島アートセンター」の代表も務め、アートによる地域活性化に手腕を発揮された経験がおありです。

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若狭公民館 館長 宮城潤さん(左)

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若狭公民館



若狭公民館でもリーダーシップとコーディネートの力を発揮し、従来型の公民館から機能をアップデートすることに成功します。2017年第70回優良公民館表彰「最優秀館」、2022年は国際交流基金の地球市民賞も受賞しました。

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国際交流基金 地球市民賞授賞式 宮城潤さん(中央)、佐藤純子さん(右)

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国際交流基金 地球市民賞授賞式



アップデートした機能の一つは相談機能の充実です。課題を抱えている人々、新しい活動を始めようとする人々に寄り添い、背中を押す取り組みも行っています。コロナ禍ではオンラインの子どもの学習支援や、ネパール人留学生への食糧支援など新たな課題に取り組みました。    

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ネパール人留学生に食料を支援



社会のより弱い部分が顕在化したコロナ禍、コミュニティや地域の繋がりの重要性が再認識されました。自治会加入率が低くても、小さなコミュニティそれぞれが生き生きと活動し、緩やかに繋がることでセーフティーネットとなることも確認しました。目指しているのは課題解決につなげる住民自治を育むための後方支援。公民館活動の更なる進化に挑み続けています。



<ネパール ニューイヤー セレブレーション>
若狭公民館では地域のネパールの方々も活躍しています。
2018年からは、ネパールビクラム暦の新年をお祝いするお祭りを、沖縄ネパール友好協会と共に開催しています。

2023年度の様子はこちらから
http://wakasakouminkan.blogspot.com/2023/04/blog-post_54.html

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ネパールのぎょうざ、モモを一緒に作りながら楽しく交流

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料理コーナーでは、ボランティアの方々が活躍

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ネパールの踊りを披露

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来場者は300人!

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沖縄民謡を披露

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沖縄ネパール友好協会 会長のサンジブ シレスタさん(右)

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館長の宮城さんも、ネパールの衣装で参加

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全員で集合写真


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