沖縄県沖縄市、コザインターナショナルプラザ(多文化共生/多言語支援/生活相談)

「地域に飛び出す市民国際プラザ」 団体活動インタビュー

◆沖縄県沖縄市役所・コザインターナショナルプラザ(KIP)2022年12月7日

沖縄市の特徴的な取組みと、国際交流拠点KIP

 沖縄市には56ヶ国から約1800人(2022年12月時点)の外国人住民が暮らしています。市役所では英語、中国語、スペイン語のニュースレターを発行し、それを市のウェブサイトに掲載すると共に、メール配信、郵送、店舗で配布する他、来庁者のために通訳者を配置しています。また、国際交流協会やNGOと連携しながら国際交流や多文化共生事業を推進しています。


KIP
コザインターナショナルプラザ正面にて
スタッフの皆さん

 沖縄市の特徴的な取り組みの一つとして、国際交流拠点コザインターナショナルプラザ(KIP)の設置があります。2022年度の運営は(特活)沖縄NGOセンター(ONC)に委託し、外国人住民のための相談支援を活動の主軸としながら、時には市役所等への同行支援も行う他、語学講座や、外国文化紹介等を通して地域住民同士の交流を深める 国際交流イベント等を行っています。外国人が相談できる窓口の数が限られる沖縄県において、居住している地域のサービスに特化した相談窓口は、沖縄市に暮らす外国人にとってKIPは頼れる存在ではないでしょうか。

 沖縄市は基地の街として栄えた歴史もあり、居住歴の長い外国人市民と、住み始めたばかりの外国人の二極化
傾向があるとのことです。新しい移住者に関しては、移住時の煩雑な手続きをサポートしたり、新たなコミュニティづくりの入口として利用していただくことが多いそうです。ONCの佐々木さん、KIPセンター長の山里さんは、「相談も多岐にわたるため、多言語相談員のスキルアップや各機関へのつなぎが大切にります。相談支援のガイドラインの見直しなど、できることから取り組んでいます。」と仰っていました。

異文化理解を深め、外国人が安心して頼れる交流拠点、相談の場として、KIPの機能の強化が期待されます。

沖縄市ウェブサイトはこちら https://www.city.okinawa.okinawa.jp/
コザインターナショナルプラザのウェブサイトはこちら https://www.kipokinawa.com/
沖縄NGOセンターのウェブサイトはこちら https://www.oki-ngo.org/