伊賀市国際交流協会(三重県伊賀市)(多文化共生/全般、日本語教育)

「地域に飛び出す市民国際プラザ」 団体活動インタビュー

◆伊賀市国際交流協会(三重県伊賀市 2021年8月26日)@Zoomオンライン 

交流機会の提供や多言語情報の提供の充実によって、多様性を尊重する地域づくりに貢献

2004年に6市町村が合併し伊賀市が誕生したのを機に設立された、伊賀市国際交流協会の奥井事務局長にお話をうかがいました。

現在、民間の任意団体として市からの委託事業を実施している同協会。国際交流フェスタや多文化共生イベント、フォトコンテストの開催等、住民と外国人住民の交流事業が主な活動です。それ以外にも市が実施するイベントに出向いて、協会の活動を積極的に紹介しています。こういった活動を通じて、市民への外国についての理解促進、多様な文化の紹介、国と国の違いを感じてもらい認め合う地域づくりをめざしていると奥井さんは話されていました。

外国人住民に向けては、ポルトガル語、スペイン語、中国語、ベトナム語、やさしい日本語による多言語情報誌「IGA」を月1回発行し、市内各所に配架するほかウェブサイトで公開しています。また、外国につながりのある小学生の子ども達を対象にした漢字学習支援教室も週1回実施しています。

漢字学習が始まる小学生のうちに、正しい漢字の書き方、読み方等の基礎を学ぶことで、今後の学習につながればと思います。

多言語相談は協会が入居している伊賀市多文化共生センターで市が行っています。伊賀市の外国人人口は20217月末時点で5503名(全人口の6.19%)。主な出身国はブラジル、ベトナム、中国、ペルー等で、多言語相談内容もこれらの言語の方からの相談が多いとのこと。市と上手く連携して多文化共生に取り組んでいる様子でした。

伊賀市国際交流協会のウェブサイトはこちら https://www.mie-iifa.jp/