福岡ネパールソサエティー(福岡県福岡市)(多文化共生/全般、外国人コミュニティ支援)
インタビュー
2022.05.06
「地域に飛び出す市民国際プラザ」 団体活動インタビュー
◆福岡ネパールソサエティー(福岡県福岡市 2021年12月8日)
最も古くから活動する、福岡のネパール人コミュニティ団体
シグデル・マダブさん
福岡ネパールソサエティーは、1995年から活動をスタートしたネパール人コミュニティ団体。国内のネ
パール人コミュニティ中で最も古くから活動している団体の1つです。会長のシグデル・マダブさんにお話しを伺いました。マダブさんは2013年に来日してすぐ、同団体に加入し、日本語学校や専門学校で学んだ後に就職しました。そして2021年、26人目の会長に就任しました。 団体設立当時は、福岡県に住むネパール人は10人程度(現在は全国でも多く7000人以上のネパール人が在住)だったそうです。
現在団体のメンバーは現在15名。ホームページの登録者は県外の人も含めて7000人超です。主な活動は、ネパール人への母語によるサポート。来日したばかりの留学生に日本について生活のルールをレクチャー、通院の通訳サポート、自死の方の家族のサポート、イベント開催など、在住ネパールの方々になくてはならない存在です。コロナ前は、毎年博多どんたくへの参加、8月のネパールの女性のお祭りテイジ、日本人も参加するダサイン祭、天神の中央公園などでネパールフェスティバル福岡を開催していました。その他、2015年のネパール地震、2016年の熊本地震、2018年の朝倉市の豪雨など災害時の支援活動も実施しました。 福岡県国際交流センター等を通じて行政とはよく連携しています。行政からの情報が人々に行きわたり、また人々の声が行政に届けられるよう福岡ネパールソサエティーが重要な橋渡し役となっているようです。お話を伺い、外国人コミュニティとの連携、これは全国の自治体が参考にしたい好例だと感じました。
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