えひめJASL-(愛媛国際日本語研修会)(愛媛県松山市)(多文化共生 / 日本語教育)

「地域に飛び出す市民国際プラザ」 団体活動インタビュー

えひめJASL-(愛媛国際日本語研修会)(愛媛県松山市2021219) 

経験豊富な講師が支える地域の日本語教育推進の要となる団体を目指して

 
 愛媛県松山市を中心に活動するえひめJASL。日本語学習支援・日本語教育研究の推進などが主な活動内容です。本日は同団体でご活躍の田中千代さんと林智子さんから新型コロナ禍での活動状況についてお話を伺いました。

 198712月に設立されたJASL。(公財)愛媛県国際交流協会(EPIC)や(公財)松山国際交流協会(MIC)を始めとして、教育機関、民間企業などと提携し様々な日本語講座・教室を開催。例えばEPICによる「日本語学習集中講座」やMICによる「日本語教室」、「企業提携講座」や個人レッスンなどがあげられ、参加者は教室の時期や種類によって様々で、外国人技能実習生、会社員、ALT、留学生、主婦など。さらに、日本語教育支援者の人材育成にも携わり、講師を招いての研修会や会員同士の「合同勉強会」などを開催。未経験者を含め、お互いに切磋琢磨し、学び合っているとのこと。「支援する者こそが学ばなければならない」という田中さんのお言葉が-そしてそれに強く頷く林さんのお姿が-印象的でした。

 新型コロナの感染拡大はやはり活動に影響を与えます。先のEPIC主催講座は、昨年、春季が中止となり夏季がオンライン対応に。また技能実習生などが来日できず企業研修が中止となったことも。そしてJASL事業の「オンライン化」。「自分たちにとってはチャレンジ。ZOOMの入り方から学び、模擬授業で経験を積んだ」とは林さん。導入にあたっては設立メンバーのパイオニア精神に学んだことが多く、また「オンラインにはオンラインの良さがある」と2人は口を揃えていいます。

 お2人によるインタビュー中のご説明は非常に明快そのもの。ご意見11つが本当に勉強になりました。えひめJASLの前会長と元会長として側面からJASLを支えていこうというJASL愛が強く感じられました。

 これからのさらなるご活躍とご発展が期待される団体の1つだと改めて思いました。

えひめJASLのウェブサイトはこちら 

えひめJASLの実施する「わくわく日本語」勉強会の1コマ