宇都宮大学 国際学部付属 多文化公共圏センター/CMPS(栃木県宇都宮市)(多文化共生 / 教育 / グローカル / 地域課題)

「地域に飛び出す市民国際プラザ」 団体活動インタビュー

宇都宮大学 国際学部付属 多文化公共圏センター (2018年11月28日)


宇都宮大学 国際学部付属 多文化公共圏センターを訪問し、副センター長の重田康博教授にお話を伺いました。

CMPS報告書

多文化公共圏センターがまとめた報告の数々

グローバルとローカル 世界と日本をつなぐ教育

多文化公共圏センターは、ドイツの哲学者であるハーバーマスの「公共圏」という概念に着想を得て命名されたセンターです。
「多様な意見を集約して合意を形成する場」という言葉の定義通り、研究機関であると同時に、栃木県内外の自治体や地域がとりくむグローバル・ローカルな課題に積極的に関わり、協働するることを目指しています。
そして、実際に、多岐に渡る研究(地球市民社会論から外国人児童の教育まで)と並行して、NGOと共に難民問題について考えるシンポジウムを開催したり、日光市国際交流協会と日光の歴史を活かしたまちづくりプロジェクトを行ったりと地域との連携を積極的に行っています。

留学生の多くもこれらの活動に参加しており、インタビューに同席した留学生のお二人も、ご自身の研究と並行しながら日光でのプロジェクトに参加されているとのことでした。

また、近隣の自治体と協働で行っているHANDSプロジェクトは、大学が行う外国人児童生徒支援の先進的なモデルの一つです。大学のあり方や地域のあり方が問われる今、多文化公共圏センターのこれらの取り組みやグローカルな視点は、今後ますます必要になってくるのではないでしょうか。

宇都宮大学 多文化公共圏センター/CMPS ウェブサイト http://cmps.utsunomiya-u.ac.jp/

※関連記事 「自治体国際化フォーラム 第356号」大学と自治体による公共圏の形成 https://www.clair.or.jp/j/forum/forum/pdf_356/06_kokusai.pdf