公益財団法人名古屋国際センター(愛知県名古屋市)(多文化共生 / 全般)

「地域に飛び出す市民国際プラザ」 団体活動インタビュー

公益財団法人名古屋国際センター(愛知県名古屋市/2018年12月6日)

1. 外国人住民と共に歩む充実の国際センター



 
(公財)名古屋国際センター(通称:NIC)に交流協力課長の丹下厚史氏を訪問しました。


 NICは1984年に開設。現在は名古屋市の指定管理者制度のもと、相談事業をはじめ、国際交流・協力、 研修事業、市民の活動支援など多岐に渡る事業を行っています。また自主事業として、グローバル人材 の育成や大学、市民団体との連携も推進。地域国際化協会として必要なことはすべて網羅されていると いっても過言ではないですが、最近では東南アジア言語へのいち早い対応やライブラリー施設の充実など 常に新しい試みを行っています。

 今回は、丹下氏のお話の中で特に印象に残った点を2点ご紹介します。
 1点目は、地道なネットワークづくり。NICが隔月発行するニック・ニュース、みなさんもご覧になったことがあ るのではないでしょうか。毎号充実の内容ですが、全て職員自ら取材・執筆を行うことを通して、外国人住 民や支援団体と直接会い、顔の見える関係を築くことにも繋げているとのことです。
 
 2点目は、様々な外部 パートナーとの連携です。例えば、外国人医療センターと共催で健康相談会を行ったり、教育委員会と協 力することで市内すべての小学校に子ども版ニック・ニュースを配布したり、と連携を通して活動の幅を広げ ていらっしゃいます。また、丹下氏はじめNIC職員の稲葉氏、加藤氏、勝氏、には自治体国際化協会の地域国際化推進アドバイザーとしてもご活動頂き、NICでの取組みを積極的に発信していただいています。

 最後に、ライブラリーの蔵書はなんと約28,000冊!市民のための交流スペースも併設されています。



※窓口ではネパール語・ベトナム語にも対応※