豊橋市役所・公益財団法人豊橋国際交流協会(愛知県豊橋市)(多文化共生 / 全般)

「地域に飛び出す市民国際プラザ」 団体活動インタビュー

◆豊橋市役所・公益財団法人豊橋国際交流協会(愛知県豊橋市/2019920日)

※定住外国人等中学生アフタースクール事業の様子※

 豊橋市役所 多文化共生・国際課

 多文化共生先進自治体の1つである愛知県豊橋市多文化共生・国際課にお話を伺いました。
 201991日現在、人口約38万人。そのうち外国人市民は約4.9%。国籍は77か国で上位はブラジル、フィリピン、中国の方々。リーマンショック後一旦減少した外国人市民は近年増加傾向です。2009年から多文化共生推進計画を策定し、今年度の主な多文化共生事業だけでも新規3事業を含む29事業とのこと、その充実ぶりには目を見張ります。

 更に今年度は「豊橋市多文化共生推進主任者」を各課に配置し、主任者向けに研修会を実施するなど、全庁的に多文化共生を進めています。 実際に外国人市民の永住者・定住者が年々増加しているそうで、全国的にも豊橋市は永住者・ 定住者が多く住み、正に「選ばれるまち」になっています。外国人市民を地域の一員として捉え、その多様性を地域の財産とすることで地域の活性化を図り、地域の力を育み、少子高齢化の打開につなげる豊橋市の取り組みは素晴らしく、是非とも他の地域にも広まることを願っています。

 公益財団法人 豊橋市国際交流協会

 豊橋駅から徒歩圏内にある豊橋市国際交流協会は、設立30周年を迎えました。今では外国人にも暮らしやすい豊橋のまちづくりの柱の1つになっています。外国人と共に暮らす多文化共生の地域づくりを推進する事業として日本語教室、日本語インタ ーネットラジオ講座、税務相談事業、外国人児童サマースクール事業、災害時通訳ボランティア養成などを行っています。

 また、外国人のための日常生活相談は、昨年度の利用が2,400件と高いニーズが伺えます。電話を受ける際に日本語で「もしもし」と対応すると切れてしまうことが多々あったことから、受ける時から外国語で応対するなど、利用しやすい工夫もされているそうです。91日からは外国人総合相談 窓口(インフォピア)を設置し、多言語相談を拡充し11言語に対応しています。2年後は隣接する ブロックに新たに建設されるビルに移転とのこと、更に利用しやすい窓口になるのではないでしょうか。 

※外国人相談窓口の様子※