令和4年度 府中市 調布市 狛江市 勉強会を開催しました
その他
2023.03.20

令和4年度 「府中市 調布市 狛江市勉強会」 実施報告書
◆報告書PDFファイルはこちら
1.開催趣旨
市民国際プラザは自治体・NGO/NPO等との連携をサポートすることを目的に掲げ事業を実施している。その一環として、令和5年1月26日に、東京都内三市(府中市、調布市、狛江市)の自治体担当者と域内の多文化共生関係団体が集まり、連携・協働に向け自治体との連携が進んでいる団体の視察や各団体間で意見交換を行う勉強会を開催した。
2.実施概要
主 催:(一財)自治体国際化協会 市民国際プラザ
日 時:令和5年1月26日(木) 13時15分~16時50分
会 場:府中市市民活動センタープラッツ 料理室 参加者:14名
3.プログラム
13:15-13:20 |
開会挨拶 (一財)自治体国際化協会 多文化共生課長 関根なつき |
13:20-13:25 |
参加者紹介 |
13:25-14:25 |
話題提供 田村太郎氏 |
14:25-14:30 |
休憩 |
14:30-15:30 |
3市からの現状および取り組みの紹介 |
15:30-16:00 |
これからの多文化共生の推進に向けた意見交換 |
16:00-16:30 |
府中市多文化共生センターDIVEの見学 |
16:30-16:50 |
施設に関する質疑、ふりかえり、まとめ |
16:50 |
終了 |
4.参加者の声
<感想、意見>
・近隣地域の取り組みや課題を把握できてよかったです。課題を共有しながら取り組みを進めたいです
・他市の取り組みを知ることができたことに加えて、多文化共生についても理解を深めることができてよかったです
・やさしい日本語にフォーカスし過ぎていたので多言語化も進めたいです
・現場対応で苦労しているが、大局的なものの見方も大切だと感じました。視野が広がりました
・とても勉強になった。市役所と連携しながら外国人に資する団体に変えていきたいです
・他市との温度差を感じた。地域差が大きく外国人への対応は居住地によって大きく異なると感じました
・我々の悩みについてクレアからもアドバイスをもらえて助かりました
<今後取り組みたいこと>
・他市との連携の機会を自主的にも設けたいと思います
・市だけでなく様々な団体とも情報共有しながら課題解決できたらと思います
・隣市、区と関係を築きたいと思います
・地域連携の入り口として、災害時の外国人支援(外国人が当事者として参加する)の取り組みに本腰を入れていきたいです
・条例を作って、ロードマップを作り、補助金獲得のために仲間と一歩一歩進みたいと思います
・多言語化とより多くの外国人の手に届くような情報発信をしたいです
・日本人に対する多文化共生の意識醸成、外国人市民への理解を深める取り組みを行いたいです
・地域の日本語教室との連携に取り組みたいです
・市だけでなく様々な団体などとも情報共有しながら課題解決にあたりたいと思います
・クレアのアドバイザー派遣制度を利用したいです
5.実施結果
田村太郎氏より話題提供として、日本における多文化共生のこれまでと現状、課題についての講義が行われた。また、入管法改正により特定技能が創設され、外国人労働者の流動性の促進の影響で、三市は地方からの労働者の流入先になり得、そうした変化への備えも必要であることが指摘された。
続いて各団体の取り組みの紹介や課題の共有後、今後の多文化共生の推進に向けて意見交換が行われた。意見交換や質疑応答の様子から、三市の三者三様の取り組みの共有自体も有意義であることが伺えた。
最後に府中市が新たに設置した多文化共生拠点であるDIVEを全員で見学し、DIVEの機能について説明を受けた後、田村氏によるふりかえりとまとめが行われた。
本勉強会では、狛江市からは市担当職員及び狛江市国際交流協会ボランティアに出席いただいた。勉強会出席者からの各地域の多文化共生の取組の発表、また、連携・協働に向け出席者との意見交換等を経て、狛江市国際交流協会からは、今後市と協働して活動できるよう取組を検討していきたい、といった声も聴かれ、狛江市と狛江市国際交流協会のより一層の連携を促すとともに、三市の多文化共生推進の気運を醸成することができた。






田村氏による話題提供、三市による取り組み紹介、三市による意見交換の様子




府中市市民活動センタープラッツ内に設置されている、多文化共生センターDIVEの施設見学の様子