NPO法人 いなか暮らし遊佐応援団(山形県遊佐町)(多文化共生/全般、外国人コミュニティ支援)

「地域に飛び出す市民国際プラザ」 団体活動インタビュー

◆NPO法人 いなか暮らし遊佐応援団(山形県遊佐町 2021年5月18日)@Zoomオンライン 

国際交流事業と移住促進事業の組み合わせで町を活性化

遊佐町ハンガリー交流展の様子

山形県遊佐町で移住促進事業と国際交流事業を実施する、NPO法人いなか暮らし遊佐応援団の後藤真樹さんにお話しをうかがいました。

同団体は2015年1月、遊佐町への移住を希望する方をサポートするために設立されました。青年海外協力隊で国際協力の 活動を経験してきた後藤さんがUターンで遊佐町に戻り、入職したのをきっかけに国際交流事業が加わりました。国際交流事業 は遊佐町からの委託で実施しています。遊佐町では姉妹都市ソルノク市(ハンガリー)との交流が1983年より続いており、毎年、 中高生を派遣しています。ソルノク市からの訪問団を受け入れることもあります。交流は草の根から始まったため、人と人との暖かいつながりが土台になっているそうです。
その他に町内に70名ほどいる在住外国人を支援する事業を行っています。以前は日本人配偶者の方が多かったのですが、今は主に農業分野の技能実習生のベトナム人の方が増えてきました。庄内地域の5市町村(遊佐町、酒田市、鶴岡市、庄内 町、三川町)と日本語スピーチ・コンテストを開催していて、その会議の場で各地域の活動などの情報交換ができているそうです。 コロナ禍で渡航を含んだ交流はできないものの、令和2年度はソルノク市との長年の交流の歴史を展示したイベントを企画したと いう後藤さん。さらに近い将来、人材や協力者を集めて国際交流のフェスティバルの開催を実現したいと熱く語ってくれました。

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