米沢市国際交流協会(YIRA)(山形県米沢市)(多文化共生 / 全般)

「地域に飛び出す市民国際プラザ」 団体活動インタビュー

◆米沢市国際交流協会(YIRA)(山形県米沢市/2021年4月27日)@ZOOMオンライン

すべての在住外国人にYIRAの存在を届けたい

山形県の最南端にあり、福島県との県境に位置する米沢市。この地の在住外国人や多文化共生に取り組む米沢市国際交流協会について、事務局員を務める石山杏子さんにお話を伺いました。

今年25周年を迎えるYIRAは、元々米沢市役所内置かれていた団体が外郭団体になりました。在住外国人の内訳は、日本人の配偶者や技能実習生(縫製業、製造業等)、市内にある山形大学工学部の留学生で、その方々の出身国は中国、韓国以外にベトナム、タイ、フィリピン等のアジアの国々が大部分です。

スポーツイベント スポーツイベント「だれでもダンシング」

市の在住外国人数は人口の1%とそれほど多くはありませんが、活動は非常に活発です。市内に暮らす外国人の生活に関わる情報を多言語化(英語、中国語、韓国語)して市役所と協力して配布、発信しています。特に、雪の多い米沢市に雪のない地域から来た外国人が米沢の冬を安全・快適に過ごすことができるように情報誌「米沢 冬の暮らしかた情報」を多言語で作成し配布しています。

日本語教室は生活上必要な日本語を教える場として、主にマンツーマンのレッスンを開催しています。日本語の講師や翻訳通訳のサービスは主にボランティアによって行われていますが、全国の多くの地域で課題とされているように、YIRAも例外ではないようです。昨年から山形県国際交流協会主催で県内の団体同士のオンライン交流が行われていて、他地域との情報交換が可能になったとのこと。今後、地域の団体が連携して共通の課題を解決していくきっかけになるかもしれません。

月1回の英語文化交流講座 1回の英語文化交流講座「英語の部首について」


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