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「地域に飛び出す市民国際プラザ」 団体活動インタビュー

白老町(北海道白老町/2019年11月7日)

          
              パッチワーク作品をまとめた冊子

  様々な文化と想いをつなぐ多文化共生の巨大パッチワーク

白老町は、北海道南西部に位置し、湖、山、海、そして温泉、と豊かな自然あふれる人口約1.7万人のまちです。 アイヌの歴史が息づき、2020年4月には国立アイヌ民族博物館を含む「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が誕生する白老町 では、「多文化共生のまち、しらおい」としてまちづくり政策の柱に多文化共生を掲げています。白老町における多文化共生の取り組みについて、白老町 経済振興課 観光振興グループの鈴木領祐主任にお話を伺いました。

白老町での取り組みを象徴するのが「アイヌ文様刺繍入り巨大パッチワーク」です。当初 はアイヌ文様の刺繍を施した布を繋ぎ合わせていましたが、その後、アイヌ文様だけでは なく、様々な布を繋ぎ合わせたり、ハワイやタイ、台湾やロシアとの交流による作品制作 など、多様な文化や想いをつなぐプロジェクトとなりました。

白老町には、仙台藩白老元 陣屋資料館があり、虎杖浜には越後踊りの文化があるなど、アイヌ民族の方たちをはじ め、様々なルーツのある方々に町の発展を支えられており、多様な文化を受け入れる土壌があるように思います。

今後も発展的に活動できるよう町として協力していかれるとのことです。

◆白老町地域おこし協力隊 プロジェクトデザイナー 林啓介・オルガ夫妻
そのパッチワークの会を語る際に欠かせないのが地域おこし協力隊として白老町に 移住した林啓介・オルガ夫妻です。 お二人は民泊を経営する傍ら、巨大パッチ ワークを全国、世界へ広める活動をされています。

「多文化共生」というと、つい身構えてしまいがちですが、そうではなく、それぞれが自分の日常にある布を持ち寄り 刺繍をし、それをつなげる、という人々の生活に根付いたプロジェクトであることが 持続性の鍵だということ、また多文化共生を目指していたわけではなく、やっていた ことが気が付いたら「多文化共生」といわれることだった、と話していたのが印象的でした。

オルガさんの出身地であるロシアやカナダ、フィンランドで展示を行ったり、 民泊に来る世界中からのゲストとの交流を通じてパッチワークの取り組み、ひいて は白老町のアイヌ文化はどんどん活性化しています。

民泊では地元の自然や料理を紹介したり、白老町ならではの体験を提供しているお二人。 お二人が手掛けるブレンドハーブティー(白老町で採れる野草と京都の茶葉をブレンドしたもの)のように、その土地に根付 いた文化を大切にしつつ、新しい文化とブレンドさせていく、そんな白老町の取り組みの今後の展開が楽しみです。  

            
                林啓介・オルガ夫妻とパッチワーク作品
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