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「地域に飛び出す市民国際プラザ」 団体活動インタビュー

認定NPO法人ハート・オブ・ゴールド(岡山県岡山市/2019年6月3日)

          
        運動会を応援する子ども達(カンボジア小学校)<写真提供:HG>

  スポーツを通じた国際協力、人材育成 〜ハード・オブ・ゴールド20年の挑戦〜

オリンピックメダリストの有森裕子氏が代表理事を務めるハート・オブ・ゴールド(以下HG)。
設立以来、共に活動を牽引 して来られた副代表理事の田代邦子氏にお話を伺いました。HGは「スポーツによる国際協力」の先駆けとして、その言葉が社 会に広く認識される以前から、「スポーツの力」が平和な社会構築に繋がるとの確信を持ってスタートしました。

きっかけは1996 年アンコールワット国際ハーフマラソンへの有森氏の参加です。内戦で疲弊したカンボジアではスポーツどころではありませんでし た。HGはその2年後1998年に設立され、困難に直面しながら賛同者を増やし、資金を集め、地雷廃絶と被災者支援という旗を掲げて奔走しました。やがて、ハーフマラソンや青少年スポーツ大会の成果、子どもたちにもたらす効果を目の当たりにした カンボジア教育省が体育教育の重要性に気づくに至ったそうです。

HGが目指すのは人材育成、ソフトの支援です。「我々が去った後に継続できなければ意味が無い。人を育て、現地に根 付かせるため常に、常に先を見ながら活動しています。」HGスタッフの想いです。実際、ハーフマラソンは運営をサポートしながら AIMS(国際マラソン・ロードレース協会)認定の国際大会を開催できる人材が育成され2013年遂に運営を全面譲渡する に至りました。参加者は645人から1万人を超え、参加国も16カ国から85カ国になるなど国際チャリティーマラソンとして世界中から愛される大会に成長しています。また、HGは他セクターとも連携を深め成果を挙げています。2006年からは日本とカン ボジア政府、岡山県、岡山市、筑波大学、などとの連携により小学校における体育科教育支援を開始、2016年に現地教 育省に移譲されました。

現在、中学校体育科教育にシフトし、指導要領に続いて指導書作成を進めています。同時に高等 学校体育科教育はカンボジア政府主導で整備が始まっています。 2019年からは、外務省NGO連携無償資金協力を得てカンボジア教育省と連携して、初めての4年制体育大学設立を進めています。その他に も、障がい者スポーツ支援、養護施設運営、日本語教育による自立支援など誰一人 取り残さないための幅広い取り組みを行っています。日本語学校の生徒には日本への 留学の道も開かれています。日本語教育を受けた人の中には、カンボジアのHG事務 所で活躍している方もいるそうです。「カンボジア人によるカンボジアの発展」を目指すHGの人材育成の取り組みは、国際 協力活動の在り方としても大変示唆に満ちたものだと思います。

ハート・オブ・ゴールドウェブサイト https://www.hofg.org/


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