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「地域に飛び出す市民国際プラザ」 団体活動インタビュー

公益財団法人アジア保健研究所(AHI)(愛知県日進市/2018年12月14日)

          
              各国から集まった国際研修の参加者と

  アジアの健康のために〜人材育成からアジア諸国への理解促進まで

愛知県出身の川原医師が医療協力のために1976年3ヶ月間ネパールに滞在、帰国後の1980年に 地域保健に関わるアジアの人材育成を行おうと設立したのが、アジア保健研修所(AHI)です。
これまで国内外において6,000名以上が研修に参加しています。愛知県日進市にあるAHIを訪ね、これまで の歩み、地域との関わり、今後の展望について、事務局長の林かぐみさんにお話を伺いました。

まず、特に印象に残ったことは、39年の間に研修生との関係が変化・発展していることです。アジア各国 からNGO職員を主対象に研修生を受け入れる国際研修が主な活動であることは当初から変わりませんが、以前の研修生が母国で活躍するにつれ、現地で彼らと協働することがAHIの重要な活動になってきています。アジア各国にちらばる研修生同士の連携も生まれ、AHIというプラットフォームを介して国をまたいだコミュニティが形成されていること、彼らの自主性を重んじながら、優しく包み込むようにそっと支援の手を差し伸べていらっしゃる姿勢が大変印象的でした。

また、AHIでは、地元・日進市におけるコミュニティへの参加も積極的に行っています。1985年国際青年年の行事に研修生が参加したことから 地元との交流が深まっていきました。 十数年前からは同市における行政-住民連携の取組みも参考にしたいと、国際研修に「日進市事例セッション」を設け、市職員や市民活動の関係者に語ってもらうなどしてきました。また2011年に小学6年生の社会科教科書に掲載されるようになったこ とから、2013年より日進市立の小学校で高学年向けに出前授業を行い、国際協力や異文化への関心や理解を高めるための参加型学習を行っています。 また、地域の住民の人たちがボランティアとして活動を支えています。

一方、他団体とのつながりでは、東海地域のNGOネットワークである名古屋NGOセンターに1995年の発足以来加盟しています。 そのほか、 2016年の伊勢志摩サミットを前に開催された「市民サミット」が国際協力NGOと国内課題に取り組むNPOが協働する契機となり、その後結成 された東海市民社会ネットワークでは、市民団体と行政の協働、特に市民団体によるアドボカシーを課題に掲げているそうです。 設立40年を来年に控えるAHI。健康を軸に人と人との絆を大切にし続けてきたその姿勢に、学ぶことが多くあると強く感じました。

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