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「地域に飛び出す市民国際プラザ」 団体活動インタビュー

北九州市(福岡県北九州市/2019年2月21日)

          
     商店街にSDGsのバナーが掲げられる等、街全体での取組みが行われています

  「真の豊かさ」を目指して〜公害を乗り越えた市民力・技術力を活かした国際協力とSDGs

1960年代以降、市民・企業・行政一体となって公害を克服した北九州市。その経験を活かした国際協力、OECDの「SDGs推進に向け た世界のモデル都市」にアジア地域として初めて選ばれたSDGsの取組みについて伺うため、北九州市役所を訪問し、企画調整局・環境局・上 下水道局にお話を伺いました。

まず、驚いたのが、市全体の環境への意識の高さです。2004年の時点で既に「北九州市民環境行 動10原則」を策定。公害克服の際に培った市民・企業・研究機関・行政の協力体制を活かし、「真の 豊かさ」を目指す取組みが行われてきました。脱炭素社会や循環システムの構築に加え、環境に関わ るNPOの活発な活動や「環境首都検定」の実施、環境学習が積極的に行われていることからは、市 民の環境への意識(「市民環境力」)の高さがうかがわれます。また、その経験を活かして、アジア諸国への環境国際協力を行っています。

そして、注目すべきは、上記の10原則がSDGsの掲げる持続可能性を先取りした内容だということ。1960年代から一丸となって取り組んできた 蓄積が、現在の北九州市の先進性の土台になっていると強く感じました。SDGs独自の取組みとしては、2018年11月にSDGsクラブ(北九州 SDGsクラブ)を立ち上げ、既に約240の団体・企業・学校などが加盟。地域の市民団体・企業・学校が共にSDGsに取り組むネットワーク作りが 始まっています。市内を歩いていても、商店街や施設にSDGsのロゴが掲げられているなど、市民の積極的な姿勢も感じられました。

また、北九州市といえば、上下水道分野での国際協力を忘れてはいけません。カンボジアやベトナムにおいて、CLAIRやJICAの助成制度を活用 した技術協力を行っているほか、積極的に研修生を受け入れています。また、水ビジネスにも力を入れており、地域産業への波及効果も生まれて います。長期的な技術・人的支援、そしてその結果としての信頼関係の構築が、途上国・北九州市のwin-winな関係に繋がっている、理想 的な事例です。

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