企画展「HIV/AIDS(エイズ)とともに生きていく
〜日本と世界のいまとこれから〜」
世界のHIV感染者数は3,860万人、年間7,600人がエイズで命を落とし、エイズ孤児の問題も存在するなど、HIV/AIDSは、依然として深刻な地球的課題です。一方、エイズ治療や予防検査が進む高所得国にもかかわらず、その感染者が増えている国が日本で、特に若者への感染の広がりが深刻になっています。世界の状況に比べれば、HIV感染者、AIDS患者ともに絶対数が少ないため、表面化しにくい日本におけるエイズ問題。しかし、こうした現実を、私たち一人ひとりが真剣に受けとめるべきではないでしょうか。
この企画展では、HIV/AIDS分野で国際協力や啓発活動に取り組む団体の紹介を通して、保健医療分野での国際協力や、世界的なエイズ予防の取り組みに目を向け、理解し、日本国内におけるエイズに対する意識を啓発し、エイズを身近な問題として捉えてもらうことを目的としています。自治体・NGO・一般市民の協力や情報交換の場を提供し、それぞれの人がそれぞれの立場や能力を生かして、地域、国あるいは国際社会の中でHIV/AIDSの課題に対して、どのように取り組んでいけばよいのかを考える「きっかけ」と「つながり」をつくっていただければと考えています。
今回協力いただいた団体・個人は「エイズの予防啓発」という点で、とてもユニークな活動をしています。その中には、誰でも身近に関われるものもたくさんありますし「えっ、こんな風にエイズって楽しく学べるんだ」「こんなに身近なんだ」と思わせてくれるものもあります。
HIV/AIDSを知ること=私たちがどう生き、どう命をつなぐかを考えること。「エイズとともに生きるために、何を知り・考え、伝えればいいのか」をポジティブに考え、そして行動してみませんか?
- 日時:
2007年12月10日(月)〜12月21日(金)10時〜18時(土日休、21日は20時まで) - 場所:
(財)自治体国際化協会・市民国際プラザ
(東京都千代田区霞ヶ関3-3-2 新霞ヶ関ビルLB階) - 内容:
世界と日本のHIV/AIDS現状情報の提示/協力団体の活動紹介(パネルや写真、本やポスター等)/多言語のエイズ情報や、セミナー・研修、情報サイトの紹介/「協力団体オススメ!」のエイズに関する本や映画その他情報などの紹介/エイズを知るための簡単なクイズやワークショップ(随時)/
※「私に出来ること」を探すヒントをたくさん用意してお待ちしています。 - 入場料:無料
- 対象:自治体、地域国際化協会、NGO、学校関係者、一般
- 協力団体:
赤枝医学研究財団、赤枝恒雄医師、エイズ予防財団、シェア=国際保健協力市民の会(五十音順、法人格・敬称略) - 問合せ・申込先:
(財)自治体国際化協会 市民国際プラザ(担当:清水千絵)
TEL:03-3519-7581
URL:http://www.plaza-clair.jp/ - 特別企画:エイズを知るためのワークショップ(要申し込み)